土地の価格の公的指標である国土交通省の公示地価で川崎市川崎区をみると、川崎区中瀬2丁目の2022年は27.5万円/m²で前年比0.3万円/m²上昇となりました。
2022年の公示地価については、住宅地の全国平均は去年に比べ0.1％上昇しましたが、1991年のバブル崩壊以降下がり続けていた住宅地の平均値が上昇するのは実に31年ぶりのことです。また、商業地の全国平均は0.5％上昇し3年ぶりのプラスとなりました。

新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ土地の需要が、低金利環境の継続や住宅取得支援施策等による需要の下支え効果もあり、三大都市圏を中心に、全国的に回復傾向になっています。
東京圏では、利便性の高い都市中心部の住宅需要は依然として人気が高く堅調です。一方、都市近郊でもマイホーム需要が広がってきています。
生活スタイルの変化やリモートワークの広がりなどで、住まいの広さや環境を重視する世帯が増え、さらにアフターコロナを見据え、経済活動が再開しつつあることが地価高騰の要因と考えられます。